スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

平成26年度北の国・森林づくり技術交流会で高校 自然科学部(生物班)が口頭発表しました




 1月29日(木),30日(金)札幌市大通にて行われた平成26年度北の国・森林づくり技術交流会に高校 自然科学部 生物班の越智匠海君,佐藤直君,菅原麻由さん,関口かるなさんが「無葉緑植物ギンリョウソウと外生菌根菌の共生関係-外生菌根菌を介した地下部ネットワークの解明-」を口頭発表しました。

 本発表は3年目で過去2年間の活動を主軸に,より詳細なデータをまとめ,本大会に臨みました。近年北海道における各校自然科学部の活躍は飛躍的に向上し,高校生でありながら大学レベルの研究に匹敵するまでの論文を仕上げてきています。
 その背景には大学の教授の助言を受け,実験に協力してもらうなど大学との連携が多くの学校で見られるようになりました。高校を越え,理科教育の発展に意欲を燃やす様子が伺えます。

 大会自体は高校部門が初設置され,道内3校の参加となりましたが,わかりやすく伝えるプレゼン能力,専門家からのとっさの質問に答える知識力,プレゼンター(発表者)と息を合わせたオペレーター(パソコン操作者)の臨機応変な力と発表における様々な要素が必要とされます。
 本校生徒はプレゼンターの越智匠海君とオペレーターの佐藤直君が緊張しながらも堂々たる発表をしました。結果は優秀賞となりましたが,参加した3校すべてが受賞をしました。その際の講評に「大学レベルでも十分に通用する内容であった」「本来ならば参加校すべてが受賞することなどないが,高校部門は非常に出来がすばらしく,すべての審査員から高評価であった。そのため,3校すべてが受賞してしまうことになってしまった」とおっしゃられ,高校生の自然科学部のレベルの高さを再認識することとなりました。

 その中でも本校生徒は,講演が森林環境の最先端であっても,果敢に質問をし,参加する姿勢がすばらしい。大会自体にも活気が出る,と学校を越えた社会へと臨む姿勢を評価して頂きました。